特許・商標登録・意匠登録、著作権・国際契約・訴訟事件・知的財産権全般を扱う秀和特許事務所
2012年
開催日
事件番号平成23(ワ)24355
技術分野機械
キーワード禁反言
担当弁理士畑添隆人
原告キヤノン株式会社
被告株式会社オーム電機
判決結果差止請求認容
争点前訴において原告が行った主張が、禁反言にあたるか否か
事案の概要

本件は、発明の名称を「液体インク収納容器、液体インク供給システムおよび液体インク収納カートリッジ」とする特許第3793216号(以下、この特許を「本件特許」、この特許権を「本件特許権」という。)の特許権者である原告が、被告による別紙物件目録(1)及び(2)記載の各インクタンク(以下「被告各製品」と総称し、それぞれを「被告製品1」、「被告製品2」という。)の輸入、販売及び販売の申出が本件特許権の直接侵害及び間接侵害(特許法101条2号)に当たる旨主張して、被告に対し、特許法100条1項に基づき、被告製品の輸入、販売等の差止めを求めた事案である。裁判所は、前訴において原告が行った主張が、禁反言にあたらないと判断して、原告の差止請求を認めた。

開催日
事件番号平成24(行ケ)10056
技術分野機械
キーワード主引例の差替え、159条2項
担当弁理士杉本良平
原告住友建機株式会社
被告特許庁長官
判決結果審決取消(請求認容)
争点本願発明の容易想到性の判断に係る手続違背。主引例の差替えによる拒絶は、再度の拒絶理由通知を必要とするか
事案の概要

容易想到性の判断において、拒絶理由通知及び拒絶査定で主引用例とされた引用例2ではなく、拒絶査定で周知の技術事項として例示された引用例1を主引用例に格上げした上で、容易に想到できると判断した拒絶査定不服審判の審決の取消を求めた事案である。

本件審決が、出願人に意見書提出の機会を与えることなく主引用例を差し替えて本願発明が容易に発明できると判断したことは、「査定の理由と異なる拒絶の理由を発見した場合」に当たるにもかかわらず、「特許出願人に対し、拒絶の理由を通知し、相当の期間を指定して意見書を提出する機会を与えなければならない」とする法159条2項により準用される法50条に違反するといわざるを得ない。そして、本願発明の容易想到性の判断に係る上記手続違背は、審決の結論に影響を及ぼすことが明らかである、として審決を取消した。

開催日
事件番号平成23(行ケ)10396
技術分野機械
キーワード進歩性
担当弁理士今堀克彦
原告ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ
被告特許庁長官
判決結果請求認容(審決取消)
争点容易想到性の判断の適否
事案の概要

原告の特許出願が拒絶審決となり、それを不服として審決の取り消しを求めた事案。裁判所は、周知技術として引用された引用文献2、3に開示された発明の認定について、『引用文献2、3の周知技術ないし技術的事項は補正発明のフレア状構造とは技術的意義が大きく異なるし、また本件優先日当時、当業者の間では、蒸気タービン等の軸流タービンにおいて、静翼のノズルの根元付近で主流を乱す境界層が発生し、主流の流れを阻害して、タービン効率を低下させることが知られており、引用文献2のように、あえて主流の一部をホイールスペースに漏洩させて、上記境界層を除去することが試みられていたものである(甲7~11を参照)。そうすると、仮に引用文献1記載発明に上記周知技術ないし技術的事項を適用したとしても、当業者において補正発明との相違点3に係る構成に容易に想到することはできない。』と判断し、審決を取り消した。

開催日
事件番号平成23(ワ)29049
技術分野ソフトウエア
キーワード引用例の適格性
担当弁理士桝田剛
原告アイ・ピー・ジー・フォトニクス・コーポレーション
被告イムラ アメリカ インコーポレイテッド
判決結果請求認容
争点甲1文献が、引用文献として適格性を有するか否か
事案の概要

「刊行物に記載された発明」というためには,刊行物記載の技術事項が,特許出願当時の技術水準を前提にして,当業者に認識,理解され,特許発明と対比するに十分な程度に開示されていることを要するが,「刊行物に記載された発明」が,特許法所定の特許適格性を有することまでを要するものではない。』と説示し、『甲1文献の記載のみでは,必ずしもその具体的構成等が明らかではない部分が存在するものの,その点については,前記のとおり,本件特許の優先日当時の技術水準も斟酌すると,本件特許の優先日において,甲1文献には,当業者が理解可能な程度に増幅器についての構成が開示されているということできる。以上のとおりであって,甲1文献に開示された技術事項は,解決課題を単に指摘したにすぎないものとはいえない』と判断した。

開催日
事件番号平成23(ワ)29049
技術分野機械
キーワード先使用権
担当弁理士諌山雅美
原告株式会社名南製作所
被告橋本電機工業株式会社
判決結果請求棄却
争点被告製品が本件発明の技術的範囲に属するか否か。被告が先使用による通常実施権を有するか否か
事案の概要

被告によるスカーフカッターを製造・販売する行為に対し、「スカーフ面加工装置」に係る特許権を有する原告が該特許権を侵害するものとして、差止め及び損害賠償を請求した事案である。裁判所は、被告製品は本件特許発明の技術的範囲に属すると認定したうえで、被告が出願前に本件特許発明と同一の発明を独自に開発・実施していたこと及び、被告製品は被告が出願前から実施していた発明と同一の範囲のものであることを認め、被告に先使用権があるとして特許権者の請求を棄却した。

開催日
事件番号平成21(行ケ)45432
技術分野化学(医薬)
キーワード均等の第一要件、第五要件
担当弁理士石丸竜平
原告メリアス アー エス
被告フジタ製薬、共立製薬
判決結果請求棄却
争点被告製品が本件発明における特許請求の範囲に記載された構成と均等なものであるか否か
事案の概要

殺虫活性物質フィプロニルを主成分とする犬・猫用のノミ・マダニ駆除剤である各動物用医薬品を業として製造、販売している行為に対し、特許発明「ペット寄生虫の治療・予防用組成物」に係る特許権を侵害するものとして、差止め請求を求めた事案である。これに対し裁判所は、被告製品は、本件発明の各構成と均等ではなく、本件発明の技術的範囲に属するものではないとの判決を下した

開催日
事件番号平成23年(ワ)23260
技術分野
キーワード商標の識別力、商標的使用
担当弁理士土野史隆
原告株式会社ブランク
被告株式会社ピート
判決結果請求棄却
争点被告の標章の使用が商標的使用と言えるか
事案の概要

被告は、Tシャツの胸元に大きく目立つような態様で原告登録商標「SURF'S UP\サーフズアップ」と同一の欧文字を含む表示を付しているが、当該表示には、その他被告の周知商標をも含んでおり、Tシャツのタグ等には被告の当該周知商標「のみ」が付されている。また、「SURF'S UP」は、サーフィンに関連してしばしば用いられているため識別力は弱い。してみれば、被告製品に接した需要者は、「SURF'S UP」の部分からではなく、被告の周知商標から出所を識別するものと解するのが相当である、として、原告の請求を棄却した。

開催日
事件番号平成23(行ケ)10391
技術分野光学機器(LED照明)
キーワード分割出願における、原出願の当初明細書に記載の発明の範囲
担当弁理士下田俊明
原告サンクン日本電気株式会社
被告日亜化学工業株式会社
判決結果審決取消(請求認容)
争点原告の特許権(特許第4530094号)は分割出願であるが、原出願に記載された発明の範囲内であるか否か
事案の概要

発明の名称を「発光ダイオード」とする特許権に対し、これを無効とすることを求めてなされた審判の請求棄却審決の取消を求めた事案である。審決では、本件特許発明は当初明細書に記載された発明であるとした。これに対し裁判所は、当該特許権に記載の発明は当初明細書に記載されているとまではいえないと判示して審決を取り消した。

開催日
事件番号平成23(行ケ)10279
技術分野機械
キーワード訂正要件、進歩性
担当弁理士香坂薫
原告日本工営株式会社
被告株式会社IHIインフラシステム
判決結果請求棄却
争点訂正要件充足性の有無、進歩性の有無
事案の概要

特許庁は、原告の有する本件特許について、被告から無効審判請求を受け、原告が本件訂正により削除した請求項6及び9を除く請求項に係る発明について特許を無効とする旨の審決をした。本件は、原告がその取消しを求めた訴訟。

裁判所は、明細書及び特許請求の範囲には、「並列の複数個の誘導発熱鋼管単体が、同一の押さえ金具に溶接されており、さらに、該押さえ金具が前記戸当板のコンクリート充填側に溶接されている」という構成を付加したものが開示されているとは認められず、訂正によって、上記構成を付加したことは、願書に添付された明細書、特許請求の範囲又は図面の範囲内においてしたものであるとはいえないとした。

進歩性の有無については、訂正が認められない以上判断する必要はないとした上で、甲7発明に甲第11号証に記載された技術及び周知技術を適用することにより、本件訂正発明の相違点2に係る構成とすることは、当業者が容易になし得ることであるとした。

開催日
事件番号平成23(ワ)27941
技術分野ソフトウエア関連
キーワード発明の技術的範囲
担当弁理士増渕敬
原告アップル インコーポレイテッド
被告日本サムスン株式会社
判決結果請求棄却
争点被告方法が本件発明(特許第4204977号)の技術的範囲に属するか否か
事案の概要

「メディアプレーヤーのためのインテリジェントなシンクロ操作」とする発明についての特許権を有する原告が,被告らが被告製品を輸入,販売等する行為が同特許権の侵害に当たると主張して,被告らに対し,特許権侵害の不法行為に基づく損害賠償金の支払を求めた事案。「メディア情報」との用語に、ファイルサイズが含まれるかが争われたが、東京地裁は、メディア情報を「メディアアイテムに特有の情報」とし、被告製品が被告方法中で用いているファイルサイズはメディアアイテムに特有の情報とはいえないとして請求を棄却した。

開催日
事件番号平成23(行ケ)10388、10389、10390
技術分野日用品(室内芳香器)
キーワード実用新案、想到容易性
担当弁理士菅家博英
開催日
事件番号平成23(行ケ)10098
技術分野ソフトウエア関連
キーワード進歩性、阻害要因
担当弁理士関誠之
開催日
事件番号平成23(行ケ)10284
技術分野システム(エンジン駆動系統)
キーワード進歩性
担当弁理士小久保篤史
開催日
事件番号平成23(行ケ)10316
技術分野高分子(LED封止材)
キーワード進歩性、動機付け
担当弁理士菊池美香
開催日
事件番号平成23(行ケ)10228
技術分野ソフトウエア関連(音声訂正システム)
キーワード進歩性
担当弁理士大竹裕明
開催日
事件番号平成24(行ケ)10007
技術分野
キーワード委任契約、債務不履行
担当弁護士森田雄貴
開催日
事件番号平成23(行ケ)10331
技術分野機械(クランプ装置)
キーワード進歩性、課題の同一性
担当弁理士北山高雅
開催日
事件番号平成22(行ケ)10203
技術分野バイオ(ベクター)
キーワード進歩性、追加実験結果の参酌
担当弁理士杉江顕一
開催日
事件番号平成23(行ケ)10273
技術分野レーザーアレイ
キーワード進歩性、引用発明の認定
担当弁理士中村剛
開催日
事件番号平成23(ワ)17848
技術分野ソフトウエア関連
キーワード間接侵害
担当弁理士桝田剛
開催日
事件番号平成23(行ケ)10336
技術分野コンピュータ
キーワード進歩性、発明の認定
担当弁理士畑添隆人
開催日
事件番号平成23(行ケ)10314
技術分野炭化方法
キーワード進歩性
担当弁理士堺繁嗣
開催日
事件番号平成23(行ケ)10158
技術分野構造体(軸受装置)
キーワード進歩性
担当弁理士小久保篤史
開催日
事件番号平成22(ネ)10041、平成22(ワ)9102、平成22(ワ)44207
技術分野
キーワード寄与率、錯誤、先使用権
担当弁護士森田雄貴
開催日
事件番号MAYO COLLABORATIVE SERVICES et al. v. PROMETHEUS LABORATORIES, INC事件
技術分野医薬(投与方法)
キーワード米国特許法101条、診断方法、Bilski事件
担当弁理士佐貫伸一
開催日
事件番号平成23(行ケ)10121
技術分野半導体装置
キーワード進歩性、周知技術の認定
担当弁理士香坂薫
開催日
事件番号
技術分野
キーワードパブリシティー権
担当弁護士森田雄貴
開催日
事件番号平成23(行ケ)10130
技術分野高分子(樹脂シート)
キーワード進歩性、当業者の通常の創作能力
担当弁理士諌山雅美
開催日
事件番号平成22(行ケ)10407
技術分野ソフトウエア関連(風力発電制御システム)
キーワード進歩性、阻害要因
担当弁理士関誠之
開催日
事件番号平成22(ワ)43749
技術分野構造物(固定ジグ)
キーワード均等の第五要件
担当弁理士北山高雅
開催日
事件番号平成22(行ケ)10097
技術分野化学(飛灰中の金属固定処理剤)
キーワード進歩性
担当弁理士杉本良平
開催日
事件番号平成22(ネ)10043(知財高裁大合議判決)
技術分野医薬
キーワードプロダクト・バイ・プロセスクレーム特許の権利範囲
担当弁理士下田俊明
開催日
事件番号平成23(ネ)10004
技術分野カーナビゲーション
キーワード技術的範囲の充足性、均等侵害
担当弁理士増渕敬
開催日
事件番号平成23(行ケ)10047
技術分野金属(電磁鋼板)
キーワード発明の認定、数値限定、物の発明としての同一性
担当弁理士中村剛
開催日
事件番号平成23(行ケ)10018
技術分野医薬(心不全治療薬)
キーワード進歩性、顕著な作用効果
担当弁理士菅家博英
開催日
事件番号平成22(ワ)23188
技術分野医療機器(気管チューブ)
キーワード構成要件の充足性
担当弁理士今堀克彦
その他掲載情報